遺伝子組み換え技術

Introduction to Biotech


遺伝子組み換え技術


遺伝子組み換え技術。(Wikipedia, Recombinant_DNAより。)


遺伝子の切り貼り
制限酵素が発見、応用されるようになって、幅広い効率的なDNA操作が可能になりました。1960年代にEcoRIとDNAリガーゼが発見されて以来、様々な制限酵素が次々に発見もしくは開発されてきました。これによりDNAの切り貼りが非常に簡単になっています。

仕組み
制限酵素と称されるタンパク質がDNAの特定の配列に結合し、特定の部位を切断します。


形質転換技術
また、1970年代にはDNAを細胞内に導入する形質転換技術が開発されました。これにより人為的に組み替えた遺伝子を細胞内に導入し、その細胞に新たな性質持たせること(トランスフォーメーション・形質転換)が可能になったのです。

形質転換は「バイオ」の革命的な技術です。これにより、全ての生物から遺伝子を単離すること(クローニング)が可能になり、更に組み換えタンパク質(新たな機能を持たせたり機能を向上させたりしたタンパク質)を開発できるようになりました。