2010-01-01から1年間の記事一覧

Breakthrough of the Year 2010: ゲノムの人工合成 / リボスイッチほか

細菌の全ゲノムの合成 マイコプラズマ(生物最小のゲノムを持つ細菌)の一種の全ゲノムを化学合成し、近縁種に導入したところ、この「人工細菌」は自己複製に成功しました。DNAの全ゲノムレベルでの合成とその導入に成功したということは「人工生命」に大き…

胞子形成: Bacillus subtilis Sung!

Bacillus subtilisの内生胞子形成。歌と言うより説明。。。

DNAのラップ

DNA, hey, DNA, hey, DNA, hey!

バイオアーティストのインタビュー on アルジャジーラ

One on One アルジャジーラTV アラビア語の最大手メディア、アルジャジーラ。その英語版の"One on One"コーナーでバイオアーティストのインタビューがあります。少し古いですが充実した内容です。エデュワードカック(Eduardo Kac)氏 ここでインタビューを…

History of Biology. cool video!

生物学の歴史がカッコヨクまとめられています。

多重ゲノム工学

多重ゲノム工学的手法および加速進化による細胞のプログラミング: Multiplex Automated Genome Engineering (MAGE)この手法Multiplex Automated Genome Engineering (MAGE)を使えば、定期的に(数時間単位)細菌のゲノムに複数のDNA配列が自動挿入され、様々…

More about DIYバイオ

DIYbioとはDIYbio、オープンなバイオを目指して 研究室を離れたところで、オープンかつ安全なバイオに価値を見出す科学、生物学、生物工学を探求する人々が世界中にいます。そうした人々が集まり、生物学「バイオ」を一般の人々が追求できるものにしよう、追…

iGEM 2010 Teams from Japan

合成バイオロジーの世界大会、それがiGEM。今回は日本からも数多くのチームが参加しました。ここで彼らのテーマと結果を簡単にまとめてみます。 金メダル東京農工大 An EcoTanker for the easy collection and delivery of target compounds ターゲット物質…

キーワード集

DIYbio Do-It-Yourself、DIY アマチュアサイエンス バイオハッキング、バイオハッカー バイオアート、アート、バイオアーティスト オープンソース、オープンソース・バイオロジー 分野 合成生物学、合成バイオロジー 分子生物学、生化学、生物学、バイオロジ…

マイクロ流体デバイス

マイクロ流体デバイス極小空間(通常のサブミリスケール)で流体の動きを正確に制御する装置です。エンジニアリング、物理学、化学、バイオテクノロジーの分野で用いられています。1980年代の初めに現れたインクジェットヘッド、DNAチップ、ラボオンチップ技…

LavaAmp PCR

ポケットサイズLavaAmpが開発したのはポケットサイズのPCR装置です。リアルタイムPCRなどさまざまな用途に応用できる形となっています。価格は数千ドル以下に抑える予定だということです。

BioBrick

DNAパーツを標準化せよバイオブリックは標準化を目指したDNAパーツである。パーツの標準化により、バイオシステムの開発を促進する狙いがある。バイオブリックは共通のインタフェース(今日つの制限酵素サイト)を持つように設計されている。これにより遺伝…

iGEM

iGEM:The International Genetically Engineered Machine competition 世界最大の合成バイオロジー大会 正式名称をThe International Genetically Engineered Machine competition (iGEM)といい、合成バイオロジーの世界最大規模の大会です。米国マサチュー…

OpenPCR

OpenPCRPolymerase chain reaction (PCR)はごくわずかなDNAを増幅する手法です。PCR装置があれば、簡単に、短時間のうちに、特定の配列を含むDNAを大幅に増幅できます。近年、ロッシュ社が保有していたPCRの最も基本的な特許の期限が切れました。 しかし、そ…

Pearl Gel Box

Open HardwareDIYbio用のアガロースゲル電気泳動装置。SYBR Safe DNAを使えばリアルタイムでDNAのバンドを確認できる。ゲルも再利用可能。費用は約200ドルです。 Pearl Gel Electrophoresis System x1 Pearl Gel Box (Main Gel Electrophoresis Box Chassis)…

DIYbio バイオハッキング

世界の偉大な発明家たちはもとはハッカーだった。多くの技術系大手企業もガレージからスタートしている。トーマス・エジソンは電信システムを改良し、それがゼネラル・エレクトリックにつながった。ヒューレット・パッカードは、カリフォルニアのガレージか…

Garage biology, Nature

2008年初めて、DIYバイオロジストが脚光を浴びた。メディアではその有用性、可能性が注目されている。DIYbioがバイオテク諸問題に対して、国民の才能と解き放ってくれるというイメージがある。同様に生物テロの危険性にも目を光らせる必要がある、というイメ…

Amyris Biotechnologies

Amyris Biotechnologies最も成功している合成バイオロジーのベンチャー企業 現在合成バイオロジーの分野で最も成功している企業の一つがアミリス・バイオテクノロジーズ社です。抗マラリア薬の前駆体の安価な合成に成功し、更に新エネルギーの開発も行ってい…

Ginkgo Bioworks

Ginkgo Bioworks BioBrickと再生可能エネルギー ボストンに拠点を置くバイオテクノロジー、合成バイオロジーのベンチャー企業。iGEM創設者のTom Knight博士らによって設立されました。iGEMやBioBrickの合成バイオロジーの活動に関わり、New England Biolab社…

Genspace

共同の実験スペースアマチュアサイエンティストに向けて貸し出される生物実験ラボ(研究室)。個人では購入できない道具や試薬を共有して安く済ませようという意図がある。初心者ならバイオテクノロジーの入門クラスも受講可能だ。スポーツジムのように月謝…

23andMe

23andMe 遺伝子解析サービス 個人向けに遺伝子解析サービスを提供しているのが23andMe社です。Googleの新CEO、Sergey Brin氏の妻であるAnne Wojcickiが設立したこの会社は、ユーザーの遺伝子を全て解析し、罹りやすい傾向がある病気やユーザーのルーツを判別…

合成バイオロジーを巡る議論

ここでは合成バイオロジー、更に拡張して生物工学全般に関しての議論、コメントを紹介していきます。 合成バイオロジーについて バイオテクノロジーについて一言 遺伝子組み換えについて

BioCurious

バイオハッカースペース バイオに興味を持つ人が集まり活動できる場所、バイオテクノロジーのためのハッカースペース、を創ろうというのがBioCuriousプロジェクトだ。 BioCuriousが掲げるのは、教育・協力・革新。扱う分野は「バイオアート」からバイオ燃料…

OpenWetWare

バイオのWiki生物系の研究に関わる人々のためのプラットフォーム。プロトコールや実験結果、レクチャー、研究室情報、研究者情報を掲載し共有できる。 (OpenWetWare)

BioWeatherMap

バイオのウェザーマップ微生物の世界分布を調査しようとしているのが、このバイオウェザーマップ活動だ。DIYbio.orgは、メンバーをいろいろな街に派遣してDNA標本を採取する(サンプリングなど)といった活動を計画している。DNA標本からハイスループットか…

Biotech in the basement

Do it yourselfバイオハッカーは組織の壁と突き破り科学を一般の人々のものにしようとしている。しかし、科学をする、ということがこうした目標にとって実際的な問題になる。(Biotech in the basement, Nature Biotechnologyより)

バイオロジー in キッチン

台所にある道具を使って20分でDNAを抽出する方法。 動画:約10分、聞きやすい英語と分かりやすい説明です。

キッチンバイオ2

(from キッチンバイオ1) ボブはアメリカ、マサチューセッツ医科大学DIYbio.orgと呼ばれるボストンを拠点としたグループの共同設立者だ。このグループはDIYbioを、開放性や安全性を重視するアマチュアサイエンティストにとって価値のあるものにしようとしてる…

キッチンバイオ1

DIYbioは科学を一般市民に開放した。しかしその一方で、それは公衆衛生や環境にどのような影響を及ぼし得るのだろうか? 科学者たちはインターネットのオークションサイトで実験器具を売買できるようになってきた。そしてDNA抽出や解析の価格はますます下落…

生物学のオープンソース化

生物学のオープンソース化は、科学の進歩進歩の印かもしれない。パブリック・ライブラリー・オブ・サイエンス(PLoS) などの団体が、「オープンアクセス運動」において、インターネット上で科学関連の刊行物を誰でも無料で読めるようにしたが、その次に来る必…