セントラルドグマ

Introduction to Biotech


情報の流れ
遺伝情報の流れの大原則は、DNAからRNA、そしてRNAからタンパク質です。これは「セントラルドグマ」と呼ばれています。



セントラルドグマのイメージ図。([www.scfbio-iitd.res.in/ tutorial/orf.html:title=SCFBIO]より。)

セントラルドグマとは、あらゆる生物種において、遺伝情報(タンパク質のアミノ酸配列情報)を読み取り、遺伝情報を発現する(タンパク質を合成する)過程が転写と翻訳である、という主張である。遺伝情報が核酸(DNA)から核酸RNA)に伝達されること(転写)、さらにタンパク質の形に変換されること(翻訳)を、「(遺伝子)発現」と呼ぶ。情報は一般に核酸からタンパク質に一方的に伝達される。RNAを遺伝子としているウイルスの一部(レトロウイルス)は宿主細胞内でRNAをDNAの形にしたのち、セントラルドグマに従った遺伝子を発現する。一方で、RNAからDNAを合成する逆転写酵素が存在することが明らかになっている。また、主に真核生物細胞では,翻訳のまえにスプライシングと呼ばれる,RNA編集が行われる場合がある。(Wikipedia, セントラルドグマより。)