GenoCon

Synthetic Biology


ゲノムデザインコンテスト


2010年に理化学研究所が新たなコンテストを開始しました。このコンテストGenoCon(ゲノコン)では、ある一定のテーマが与えられ、そのテーマに沿う形で新たなゲノムを設計しそれを競い合うというコンテストです。

生命のプログラム(ゲノム)をデザイン

GenoCon は、将来の『ゲノム設計士』を育成するための国際科学技術コンテスト です。
本来の生物がもつゲノムに書き込まれているDNAプログラム(DNA配列情報)は、生物特有の言語(DNA語)で表現されています。DNA語の使われ方を理解し、プログラムのしくみを学ぶことで、新しい機能をもつ生物のゲノムをデザインすることができます。
あなたもDNA語の知識を学ぶことで、あなたのオリジナルなDNAプログラム(ゲノムデザイン)の作成に挑戦してみてください。主催者側であなたのDNAプログラムを選び、実験用植物の中で実際に実行させて、その機能を評価します。 (genocon.orgより。)

第1回GenoConの課題
課題: 「空気中からホルムアルデヒドを除去して効果的に無毒化する機能を、実験植物のシロイヌナズナに付与するための塩基配列の設計をせよ」
背景:  ホルムアルデヒドは人体に有害であり、シックハウス症候群を引き起こしたりします。もしもホルムアルデヒドを空気中から吸収して代謝し効果的に無毒化できる植物があったならば、その植物を室内に置いておくことでシックハウス症候群が予防できるかもしれません。しかし残念なことに、通常の植物はホルムアルデヒドを吸収する能力がほとんどありません。そこで今回の課題では、空気中のホルムアルデヒドを除去して効果的に無毒化する機能をゲノムデザインによって植物に付与してみましょう。 (genocon.orgより。)


以下解説の動画です。